11月24日の函館新聞に面白い記事が載っていた。函館駅長から函館市長に120周年記念きっぷを贈呈した、函館市長が「函館市よりも歴史が長いことに驚いた」というような内容。
きっぷの額面総額は2,080円で、しかも今であれば誰でも購入できるきっぷを贈呈された函館市長の気持ちはちょっと複雑なのではないかとも思うが、とにかくぼくもつい前日に同じものを入手していたのでご紹介。鉄道オタクでも切符マニアでもないが、手軽なじぶん土産として買ってみた。
記念入場券
函館本線の函館駅から新函館北斗駅までの6駅の入場券をセットにしたシート。
画像は今年9月に引退した振り子式特急、キハ281スーパー北斗だ。車体自体を振り子のように傾けることで急カーブの多い函館本線でもスピードが出せる仕組みだったが、コトはそう単純ではなかった。冬季には振り子装置に雪が入り込んで動きを止めたり、入り込まないよう密閉すると容器内に結露が生じて凍結したりなど、北国ならではのさまざまな苦難を乗り越えて運行に漕ぎつけたそうだ。
裏面は往年の特急や急行のコレクションになっている。
記念乗車券
これは函館と新函館北斗の間の乗車券で、函館駅発行分と新函館北斗駅発行分でデザインを変えている。購入ももちろんそれぞれの駅で行わないといけない。そして、2枚を組み合わせて裏返すとなんとキハ281が完成するという仕掛け。
引退したキハ281は今
今回JRインのレールビューの部屋に泊ったというのは2つ前のブログにも書いたが、実はその部屋からは現役のプラットホームだけでなく、車両基地のほうまで良く見えるのだ。そしてそこにいたのが引退したキハ281。今でも普通に運行できそうなくらい綺麗に見える。